近年、YouTubeで注目を集めている「哲学系ユーチューバーじゅんちゃん」が何者かご存知でしょうか。政治と哲学を融合させた独特の切り口で話題を呼ぶ一方、発言内容から賛否両論を巻き起こしています。本記事では、じゅんちゃんが何者なのか?なぜ「ヤバい」と言われるのかについて詳しく解説します。
もくじ
哲学系ユーチューバーじゅんちゃんって何者?
哲学系ユーチューバーじゅんちゃんは「哲学入門チャンネル」を運営する思想系YouTuberです。本名は北畑淳也で、1992年生まれの奈良県出身。早稲田大学を卒業後、一般企業で社会人経験を積んだものの、現代社会に対する疑問から思想の世界へ足を踏み入れました。現在は住所不定で活動し、ゲストハウスや民泊を利用しながら各地を転々としています。
じゅんちゃんの本名について
北畑淳也という本名で活動しており、2024年時点で31歳から32歳と推測されます。現在の拠点は大阪を中心としつつも、YouTuber活動のため東京周辺でも精力的に活動を展開しています。元作家という経歴も持ち、思想家として多方面にわたる知識を披露しています。
YouTuber転身までの経歴
大学卒業後に社会人として働き始めたじゅんちゃんでしたが、1年目で現代社会の在り方に深い絶望を感じました。「馬車馬のように生きること」を求められる社会構造に疑問を抱き、22歳から2年間でジャンルを問わず約600冊もの本を読破しています。膨大な読書体験が、後の思想形成の基盤となったと考えられます。社会への絶望と知識への渇望が、じゅんちゃんの人生を大きく変える転機となりました。
執筆活動の実績
2019年には『世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた』をフォレスト出版から刊行しました。著作では北畑淳也名義を使用しており、じゅんちゃんの思想的バックグラウンドを知る上で重要な資料となっています。2021年には『今よみがえる丸山眞男「開かれた社会」への政治思想入門』を共著として発表し、丸山眞男への傾倒ぶりを示しています。
YouTube活動開始の経緯
ブログ執筆を経て、周囲から「YouTuberに向いているのでは」と勧められたことがきっかけでYouTuberに転身。2021年12月頃「とりあえずやってみた」と軽いノリでYouTube活動をスタートさせています。現在は執筆活動から離れ、YouTubeに専念する形で活動を続けています。デジタルメールマガジン『哲学入門の森』やポリス読書会といった活動にも力を入れているようです。
じゅんちゃんの哲学入門チャンネルについて
じゅんちゃんのチャンネルでは、初心者にもわかりやすく哲学を伝えることを目標にしています。しかし一般的な哲学解説とは一線を画し、政治と哲学が本来同じものであったという観点から内容を構成しています。じゅんちゃん独自のアプローチにより、従来の哲学チャンネルとは明確に差別化を図っています。一部の視聴者からは「哲学ではない」との声もありますが、公共哲学的な視点を重視した姿勢を貫いています。
根幹にある丸山眞男の思想
じゅんちゃんの言論活動の根幹には、政治学者・丸山眞男の思想が深く根ざしています。言論人としての使命について、対立する意見と自身が支持する考えの両方を理解することが重要だという丸山の考えに強く共感しています。このバランス感覚を養うため、じゅんちゃんとは正反対の思想を持つ「デイリーWiLL」のようなチャンネルも意識的に視聴していると公言しています。
じゅんちゃんが「ヤバい」と言われる理由
インターネット上では、じゅんちゃんに対して「極左系」「共産党系」といったレッテルを貼る声が多数見受けられます。「哲学とは名ばかりの左翼系政治チャンネル」「典型的なパヨクチャンネル」といった厳しい評価も存在しています。立憲・共産・れいわ・社民といった左派政党の支持者には受け入れられやすい一方、保守層からは強い反発を買っているのが現状です。
チャンネル名と内容のギャップ
「哲学入門チャンネル」という名称でありながら、実際の動画内容は政治色が強いことに対する批判も根強くあります。「哲学史の解説もなく、哲学の話題が皆無」「政治家や言論人のゴシップばかり」といった指摘が相次いでいます。チャンネルタイトルが「詐欺」であるという厳しい意見も散見され、視聴者の期待とのズレが問題視されています。
攻撃的な発言手法への指摘
他の論客や政治家に対する攻撃的な発言が「誹謗中傷」として問題視されるケースも多発しています。特にトランプ元大統領に関する裁判について、ジーン・キャロル氏を「ヘンタイおばあさん」と表現したことで「デマキング哲学系ユーチューバー」と批判されました。参政党の政策解釈についても、事実と異なる内容を動画化した場合、公職選挙法違反に該当する可能性があると指摘されています。
ダブルスタンダードの問題
批判者に対しては罵倒やレッテル貼りを行う一方、自身がレッテルを貼られることは嫌うという矛盾した態度も問題視されています。ネトウヨを糾弾しながら、同様の手法で有料チャンネルやメルマガに誘導している点も「ビジネス右翼と同じ」と批判の対象になっています。言論の自由を掲げながらも、自身への批判には過敏に反応する姿勢が「典型的限界サヨク」と評される要因となっています。
マイナ保険証問題への取り組み
2024年12月の健康保険証廃止について、じゅんちゃんは強い危機感を表明しています。医療現場でのトラブル多発や社会的混乱を懸念し、政府のデジタル化推進を「信仰」「無能」と厳しく批判しています。マイナ保険証のメリットを「真っ赤なウソ」と断じ、コスト削減効果も「幻想」として政府試算の信憑性に疑問を呈しています。国民皆保険制度を日本の宝と位置づけ、その破綻を阻止すべく積極的な発信を続けています。
まとめ
哲学系ユーチューバーじゅんちゃんが何者か理解できたでしょうか。彼は早稲田大学卒業後の社会体験から思想の世界に入り、現在は「哲学入門チャンネル」で政治哲学論を展開しています。丸山眞男の思想に深く影響を受けつつも、政治的発言の偏向性や攻撃的手法から「ヤバい」と評されることもあります。彼の今後の活動にも注目が集まります。

















