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仮想通貨シンボル(XYM)はオワコン?今後売れない?上場廃止の理由も調査

仮想通貨シンボル(XYM)はオワコン?今後売れない?上場廃止の理由も調査
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シンボルと名付けられた仮想通貨(XYM)は、以前NEM(ネム)の大型アップデートとして期待され、話題になったこともあります。過去には上場情報が注目され、多くの人が注目していました。しかし現在は上場廃止となり、「オワコン」といった噂もあります。

この記事では、仮想通貨シンボル(XYM)がどんなコインなのか、気になる上場廃止の真相まで、現時点で得られる情報をもとに解説していきます。仮想通貨 上場予定 一覧にも登場していたことがあり、過去の注目度の高さがうかがえます。

​シンボル 仮想通貨とは?

​まず、シンボルという仮想通貨(XYM)がどんなコインなのか、基本情報を見ていきましょう。

名称シンボル(Symbol)
ティッカーシンボルXYM(ジム)
ローンチ2021年3月
コンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ステーク・プラス(PoS+)
ベースNEM(ネム)の大型アップデートとして誕生
特徴エンタープライズ(法人)向けに特化したブロックチェーンプラットフォーム
構造ハイブリッド型ブロックチェーンと呼ばれるパブリックチェーンとプライベートチェーンを組み合わせたもの

シンボル 仮想通貨は、企業用途を視野に入れたチェーンのトークンとして立ち上がったプロジェクトです。

シンボルはオワコン?

​シンボルはオワコンなのか?という問いに対して、一概に「はい」とも「いいえ」とも言えないのが正直なところです。

​オワコンと言われる理由

オワコンと言われる理由を見ていきましょう。

​ローンチ後の価格低迷

​2021年3月のローンチ直後は期待感から高値をつけましたが、その後は下降基調に転じ、現在(2025年11月時点)は大きな価格変動が見られず低迷しています。

​市場の注目度の低下

特に日本国内でNEM(ネム)からの関心が高まった一方、シンボルへの移行や新規の話題が相対的に少なくなり、市場の注目度が低下していると感じる投資家もいます。

​競争の激化

​エンタープライズ向けのブロックチェーンという分野には、他にも強力なプラットフォームが多数存在し、競争が激しい状況です。

一部大手取引所での取引ペア廃止

BybitやBingXなど海外大手でXYM / USDTなどの取引ペアが終了予定。流動性や人気の低下が具体的に表れ、オワコンとされる理由の一つと考えられます。

​オワコンではないと言える理由

続いて、オワコンではないと言える理由を見ていきましょう。

​企業・公的機関での活用

シンボルブロックチェーンは、その柔軟性・セキュリティの高さから、企業や公的機関での実用化プロジェクトが着実に進められています。過去にはFIFAワールドカップ関連のプロジェクトでの利用も話題になりました。

独自の技術的強み

​ハイブリッド型ブロックチェーンや「PoS+」などの技術は、法人ユースケースに特化した高いポテンシャルを持っています。

​コミュニティの活動

​開発だけでなく、XYM決済の導入など、熱量の高いコミュニティ活動が継続しています。

​​結論として、価格と市場の流動性だけを見れば厳しい時期が続いているのは事実です。しかし、企業・公的機関の実用化という面では、着実に前進しており、プロジェクトそのものが完全に停滞しているオワコンとは言い切れません。

シンボルは今後売れない?

シンボルが売れるかどうかは、将来性と流動性次第です。

売れる可能性を支える要素

いかの3つが挙げられます。

  • 法人向けに企業利用の拡大が進めば、需要増加と価格上昇につながります。
  • NFTやDeFi市場への参入で存在感を高めれば、投機的な人気も期待できます。
  • 海外取引所への上場が増えれば認知度と流動性が向上し、取引がしやすくなります。

売れ行きに影響する注意点

注意点もあります。

  • 一部取引所の廃止は、市場での取引機会の減少は流動性の低下に繋がり、いざ売りたいときに希望価格で売却することが難しくなるリスクを高めます。
  • エンタープライズでの利用は進んでも、個人投資家からの注目は不確実かつ不透明です。
  • 仮想通貨市場全体の動向(ビットコイン価格や半減期など)による影響に左右されます。

開発や実用化は進んでいるものの、価格上昇には需要・供給バランスと認知度の拡大が必要です。売れるかどうかは、プロジェクトの進展と市場の盛り上がり次第と言えます。

上場廃止の理由とは?

シンボル仮想通貨の場合、特に流動性の低下と、取扱 / 出金入金の停止が明確に起きています。 また、取引所の一覧では、シンボルが上場廃止または取扱停止対象に含まれているという報告もあります。

こうした状況が、上場維持コストの高さとリスク評価の低下から取扱中止・実質的な上場廃止へと至ったものと考えられます。

​しかし、これはプロジェクトが完全に失敗したことを意味するわけではありません。国内の主要な取引所の現物取引ではまだ継続して取り扱われているため、現時点でシンボルが市場から完全に消滅するという心配をする必要はありませんが、この流動性低下の傾向は、今後の投資判断において非常に重要な材料となります。

終わりに

シンボル 仮想通貨は、当初の期待に反し、価格低迷・流動性不足・取引所での扱い縮小で厳しい状況ではあります。上場廃止の背景には取引コストやリスク増大も影響しており、保有や検討中の場合は、取引所対応や開発動向を注視し、慎重に判断することが重要です。

一方で、最近は仮想通貨の話題がエンタメ化し、YouTubeや芸能人の発言をきっかけに炎上したり、噂が過度に広がったりすることも珍しくありません。仮想通貨は話題づくりとして扱われる場面が多いからこそ、派手なタイトルや過激な言及に振り回されず、事実ベースで情報を見極める姿勢がより大切になっています。

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