美容クリエイター、YouTuberとして活躍していた五彩緋夏（ごさい・ひな）さん。
そんな五彩緋夏さんが2023年8月17日に急逝していたと2023年8月21日に公式サイトが発表。数多くのファンが涙を流し、SNS上では彼女の死を悼む言葉があふれました。まだ24歳という若さでした。
今回は五彩緋夏さんの夭逝を惜しみながら、本当の死因とその理由について調査していきたいと思います。
もくじ
五彩緋夏の本当の死因は？
美容系インフルエンサーとして活躍されていた五彩緋夏さん。2019年9月に「ひなちゃん5しゃい」という名前でYouTubeで動画投稿を開始（主に美容系）し、2020年12月にはチャンネル登録者数50万人を突破した人気の高い美容クリエイターでした。2023年9月時点でのチャンネル登録者数はなんと87万人を超えていたそうですよ。そんな将来有望な五彩緋夏さんは、なぜ急逝されてしまったのでしょうか？
五彩緋夏さんの本当の死因について以下にまとめます。
五彩緋夏の死因は躁うつ病
実は五彩緋夏さんは躁うつ病を抱えていたそうです。キレイで可愛く、明るく話す姿からはピンと来ない方も多いかもしれません。また、躁うつ病といっても、どういう病気なのかよくわからない方が殆どだと思います。まずは躁うつ病について簡単に説明させていただきます。
五彩緋夏の死因となった躁うつ病ってどんな病？
五彩緋夏さんの死因となった躁うつ病は現在、双極性障害と呼ばれています。
異常に元気すぎる躁状態と異常なほど落ち込んでしまう鬱状態を繰り返す病です。本人はなかなか気づきにくいかもしれません。交友関係が激しくなったり、散財したり、急に落ち込んだり、気分や行動に激しい波(差)が見られたり、周囲の人から見て「なんだか様子がおかしいな」となって、気づくことがあります。もちろん小さな波(結果や違和感)に自分で気づき、治療をスタートされる方もいらっしゃいます。
五彩緋夏の死因となった双極性障害の恐ろしさ
やたらに怯えることはありませんが、正しい知識を持つことが大切です。
双極性障害は元気に活動できる時もあるので、病気が治ったと感じてしまい、薬を飲み忘れてしまう時があります。双極性障害は脳の機能の働きの一部がスムーズに作動していないことから起きるもので、決して本人の怠けでも、心の弱さでも、性格の問題でもありません。また、メンタルの病は大概、睡眠が不安定となっている方が多く、生活の乱れが指摘されます。しかし、病からくる影響でそうならざるを得ないのかもしれません。
双極性障害は毎日の服薬・個々にあった治療が重要
双極性障害の気分の波のコントロールは非常に難しく、決して本人の責任ではありません。また周囲の方々の責任でもありません。脳の機能の一部がスムーズに働けない状態にあることで、本人も意図しない、激しい気分の上下が生まれてしまう病気です。周囲の方も翻弄され、疲弊してしまうことも多いかと思います。メンタル系の病は専門家でさえ、その対応は難しいと言われています。
しかしながら個々にあった治療や服薬で、寛解となった方も数多くいます。周囲の方々には、一番苦しんでいるのは本人ということを認識していただき、寛解まで数年ほど時間のかかるものと捉え、正しい知識をもって、冷静にゆったりとした対応をしていただけたら幸いです。WEB記事・すまいるナビゲーターなどで、双極性障害の方への接し方ガイドが紹介されていますのでぜひ参考になさってください。
五彩緋夏の功績
せっかくですので、五彩緋夏さんの功績について紹介しておきたいと思います。
急成長クリエイターとして注目を集めた！
五彩緋夏さんは、2019年9月に動画投稿を開始。YouTubeチャンネル開設からたった3ヶ月で登録者数10万人を突破させたんですよ！2020年12月には50万人という驚異の数をたたきだし、急成長クリエイターとして注目を集めました。
2021年2月にはエッセイ本『ブスな自分殺すの結構がんばってる。』（KADOKAWA）を出版。「共感できる」と、同世代の女性の心を掴みました。累計発行部数は1万5000部！そして、同月には「KANSAI COLLECTION 2021 SPRING＆SUMMER」に出演し、初ランウェイも実現させました。
コスメブランドを設立！
2021年7月には芸名を「五彩緋夏」に改名。
2022年2月にはコスメブランド「Armuje」（アルミュージュ）を設立。2023年3月にはカラーコンタクトレンズブランド「PUUUUCHU（プーチュ）」をプロデュース。Z世代・ミレニアル世代を中心に幅広い層から人気を獲得しました。美容系YouTuberとしての知名度は、ぐんぐん向上していきました。
亡くなる前日の8月16日にはYouTubeチャンネルを更新。「マイメロ擬人化メイク タレ目と童顔見せの技術を凝縮解説」と題した動画を投稿。概要欄では、8月1日に出版した初のメイク本『今日の私を彩るメイク』（KADOKAWA）のイベントが決まったことを報告していました。
最後に
Z世代・ミレニアル世代の美容クリエイターとして、素晴らしい才能を発揮し、活躍されていた五彩緋夏さん。YouTube動画のコメント欄には、彼女の夭逝を惜しむ声であふれていました。同世代の女性の悩みに共感し、「キレイになりたい」「可愛くなりたい」という思いを受け止め、応援し続けていた五彩緋夏さん。彼女の願いはきっと、メイクやお洒落を通じてたくさんの女性が、キラキラ輝くことかなと思います。一人でも多くの女性が、メイクやお洒落の魔法で、幸福感を味わってほしいと切に願います！
