「まぁくん」と呼ばれ高額なスニーカーを街中で無料配布している人は何者か知っていますか。YouTubeやTikTokで絶大な人気を誇る一方で、正体や活動目的について疑問の声も上がっています。本記事では、まぁくんがスニーカーを配る理由、何者なのか、そして闘病に関する真相について詳しく解説します。

まぁくんは何者？プロフィールと経歴

まぁくんの本名は木村将史で、茨城県牛久市出身のインフルエンサーです。身長は190cmを超える大柄な体格で、過去には柔道の関東大会に出場した経験を持っています。現在は自称FX投資家として、主にTikTokとYouTubeで活動を展開しています。

仮想通貨時代の活動

まぁくんは現在の活動を始める前、「ビットビット」という名前で仮想通貨インフルエンサーとして活動していました。仮想通貨界隈で知られるKAZMAXの愛弟子として、元ボディガードも務めていたとされています。この時期から既に、投資関連のオンラインサロンを運営していた経歴があります。

過去の炎上

2018年頃にも投資サロンを運営していましたが、大規模な炎上騒動を起こしています。当時のサロン内容は投資やトレードの話がほとんどなく、他のサロンへの批判や娯楽の話が中心だったという証言が残っています。同年には定価5万円の情報商材も販売していました。

豪華なライフスタイルと収入源

まぁくんはSNS上で総額4,000万円を超える高級車を複数所有していることを公開しています。フェラーリポルトフィーノMやフェラーリローマといった車両に加え、800万円相当のアクセサリーも保有しており、その豪華な生活ぶりをアピールしています。

推定年収

まぁくんの推定年収は3億円以上とも言われていますが、その主な収入源は投資の利益だけではありません。参加費55万円という高額なオンラインサロンの運営が大きな収益の柱です。サロン内容の外部漏洩を防ぐため、参加者にはNDA（秘密保持契約）が結ばれています。

海外FXアフィリエイト報酬

もう一つの主要な収入源は、海外FX業者からのIB（紹介ブローカー）報酬です。まぁくんのリンク経由でFX口座を開設した人が取引を行うたびに、継続的に報酬が発生する仕組みです。フォロワー数が多いほど、この報酬額も増加します。

まぁくんがスニーカーを配る理由

まぁくんの代名詞とも言えるスニーカー配布活動は、街中で出会った人に高額なスニーカーを無料でプレゼントするという内容です。この活動には表向きの理由と、ビジネス戦略としての側面があります。

本人が語る配布の理由

まぁくん本人は「優しさの連鎖」を活動の理念として掲げています。高額化したスニーカーは若者には手が届きにくいものの、若いうちから良いものに触れることは重要だと考えているそうです。スニーカーをもらって気分が良くなれば、他人にも優しくできるという連鎖を望んでいると語っています。

夢と勇気を届ける活動

余命宣告を受けたと公表した後は、「死ぬ前に夢を配りたい」という思いを強調しました。スニーカーを通じて「誰かに一歩踏み出す勇気」を渡したいとも述べています。実際にスニーカーをもらった人から「面接に行く勇気が出た」などの声が届いたとされています。

マーケティング戦略としての側面

一方で、スニーカー配布はTikTokやYouTubeで話題性を作り、フォロワーを獲得するための計算されたマーケティング戦略だという指摘もあります。スニーカーを配れるほどの「金持ち投資家」というイメージを確立し、最終的に高額サロンや海外FXへ誘導することが真の目的とされています。

動画撮影を意識した演出

スニーカーをプレゼントする相手は慎重に選ばれており、単に要求するだけの人には「お前には買わねぇよ！」と断る場面も動画に収められています。こうした演出は動画の「撮れ高」や話題性を重視したものと考えられています。

闘病発表の経緯と疑惑

2024年頃から、まぁくんの激痩せが話題となり、2025年にかけて病気に関する公表と大規模な炎上騒動が発生しました。この闘病発表には多くの疑問点が指摘されています。

心不全による救急搬送

激痩せが注目される以前に、まぁくんは病気が原因で救急搬送された経験があると明かしました。動画内では病名を「心不全」と説明しており、緊急搬送時には医師から「2日持つかどうか」という深刻な状態だったと語っています。

末期がんの突然の告白

2025年4月、まぁくんはインスタライブで突如「末期がん（ステージ4）」または「ステージ5の末期がん」で余命半年だと公表しました。車椅子に座った姿で「死ぬ前に夢を配りたい」と語り、10代を中心とした多くのフォロワーから応援コメントが殺到しました。

みそきん騒動と大炎上

2025年5月26日、まぁくんはヒカキンプロデュースのカップラーメン「みそきん」を食べた動画を公開しました。その中で「味噌菌の力で病気が治りました！」と発言し、笑顔で復活宣言を行ったのです。

ファンからの怒りと失望

この突然の復活劇に対し、ネット上では「泣いて応援してた自分がバカみたい」といったファンからの怒りや困惑のコメントが広がりました。真剣に心配していた多くのファン、特に若い世代が裏切られたと感じ、大規模な炎上へと発展しました。

医学的な矛盾点

まぁくんが主張した「ステージ5の末期がん」という表現には、重大な医学的矛盾があります。がんの病期分類はステージ0からステージ4までしか存在せず、ステージ5という分類は医学的に存在しません。

医療関係者からの批判

医師からは「命に関わる情報はセンシティブであるべきで、注目を集めるために病気を演出するのは社会的責任が問われる」という厳しい批判が寄せられました。病気で苦しむ人々や、その家族への配慮が欠けているという指摘です。

激痩せの本当の原因

まぁくんの激痩せは癌によるものではなく、糖尿病治療薬を流用した痩せ薬「マンジャロ」を使用した影響ではないかという疑惑が濃厚です。この薬は本来糖尿病患者向けですが、急激な体重減少効果があることから、一部で痩せ薬として使用されています。

まとめ

まぁくんのスニーカー配布活動から「何者なのか」と注目を集めました。単なる慈善活動だけではなく高額投資サロンや海外FXアフィリエイトへの誘導目的も考えられます。また、闘病に関する情報には医学的矛盾が多く、フォロワー獲得の演出だった可能性もあるでしょう。鵜呑みにせず、冷静に判断することが重要です。